ページ

2019年9月28日土曜日

Blender 乗換え編

Blenderは大切なものを無くしてしまいました。

それは、右クリックの心です。


新UIに順応できないおじさんが、2.7xのホットキープリセットで2.80を使いたいよ、ってメモです。
今頃?って感じですが、自分用に2.7xホットキー設定の足りないところや旧環境再現方法などを調査。
2.80からの新規勢には、大して価値の無い記事ですよ。


Eeveeレンダー

速い、綺麗、凄い。


参考リンク
Eevee の使い方
https://dskjal.com/blender/how-to-use-eevee.html


操作のヒント、ナビ

Blenderウィンドウの一番下のステータスバーに操作のガイド、ヒントが逐一表示されたり、カーソル付近にポップアップで表示される。便利。



3Dカーソル

アドオン Enhanced 3D Cursor と似た機能が標準搭載になった。

  • Ctrl押下で頂点、辺、面など設定したエレメントにスナップする。便利。
  • 3Dカーソルドラッグ中に X、Y、Z、Shift+X などで拘束が効く。
  • ドラッグ中に移動量を数値入力で指定可能。(1BU=1m)

3Dカーソルに回転属性が付いたけど何に使うのか分からないし、2.7以前と挙動が変わるので、とりあえず無効化したい。

ツールタブで座標系を「なし」、に設定すると面にスナップさせても回転しなくなる。
プロパティウィンドウ >> ツール、プロパティタブ >> ツール、ツールセッティングバー、でも同じ設定項目にアクセスできる。無駄にかぶりすぎじゃない?

3Dカーソルの回転はプロパティタブ >> ビュー >> の3Dカーソル項目の[回転]を「0」に設定すれば復旧する。回転リセットするホットキーがあるかもしれない(未調査)。

Shift+C で3Dカーソルを初期化しても位置座標が「-0」表示になったりする。気になるけど無視。

あとは、ツール選択で3Dカーソルを選んでおけばCtrl+LMBの投げ縄選択も出来て、2.7x以前のように操作できる…はず。


アウトライナー、コレクション

選択の可否、レンダリングの可否などのアイコンがデフォルトで非表示になっている。
ジョウゴアイコン(フィルタ)のメニューからスイッチでオンに出来る。

階層リストはテンキー[+][-]で展開、収納。


レイヤーが廃止されてコレクションになった巻き添えでグループも無くなってしまったぽい。まじか~?

M : コレクションの作成やコレクション間の移動。
Shift + M : 他のコレクションにリンク。
Ctrl + Shift + G : コレクションに加える。
Ctrl + Alt + G  : コレクションから除外する。
Ctrl + Alt + Shift + G : 孤立オブジェクトになってシーンから消える?(地雷)。

なにかしらのコレクションにリンクしていないとオブジェクトが消えてしまう。
アウトライナー孤立データでコピー、コレクションにペーストや、孤立データからコレクションにドラッグ&ドロップで復活できるっぽい。

他のコレクションにリンク
アウトライナーでオブジェクトをドラッグ中にCtrl押下、目的のコレクションでドロップ。
複数のコレクションにリンクできる。

ペアレント、子に設定
アウトライナーでオブジェクトをドラッグ中にShift押下、親にしたいオブジェクトでドロップ。

コレクションを数字キーで 表示 / 非表示
アウトライナーのソート順、上から1、2、3…、と対応しているっぽい。アウトライナーで並び順番を入れ替えても、「上から順」、は変わらない。
あらかじめコレクションを20個作っておけば2.7x以前のレイヤーと同じように使えるかも?


ギズモ

アクティブオブジェクトにギズモが表示されなくなっている。これを2.7x風に?設定する。

Ctrl + Space 、Alt + Space のホットキーが削除されたようで効かない。
表示機能のトグルボタンも深い階層に隠されてしまっている。
2.7xと同様操作のホットキーを設定したい場合、座標系は「デフォルト」にしておく。

ホットキーの設定

Alt + Space : Select Orientation、アクティブな座標軸を切り替え。
3D View >> 3D View (Global)
transform.select_orientation 、 Orientation未選択(グレー)


Ctrl + Space : Use a manipulator、ギズモを、出す / 消す。
3D View >> 3D View (Global)
wm.context_toggle 、 space_data.show_gizmo_context


Ctrl + Alt + Space の Create Orientation は残ってる。選択要素から軸を作成する機能。


Shift + Space : Toggle Maximize Area、アクティブWindow最大化
Screen >> Screen(Global)
screen.screen_full_area


Shift + N  : Duplicate Area into New Window、ウィンドウの複製
Screen>>Screen(Grobal)
screen.area_dupli


メッシュエディット ホットキー

2.8では数字キー123で編集エレメントを切り替えするようになった。
2.7xプリセットでは登録されていないので、自前で設定しなおす。
123 : 編集エレメント選択
3D View >> Mesh >> Mesh(Global)
mesh.select_mode

4 : メッシュ透過、半透明表示
3D View >> 3D View (Global) or 3D View >> Mesh >> Mesh(Global)
view3d.toggle_xray
2.8ではオブジェクトモードでも透過表示が出来るようになってるけど、何故かホットキーが英字でないとグローバルで効かない?解せぬ。([4]だとダメ。コレクションの表示が数字キーに対応しているので、この辺の関係かも。)

7 : Edge Length エッジ長さ表示
3D View >> Mesh >> Mesh(Global)
wm.context_toggle 、 space_data.overlay.show_extra_edge_length

(個人的に5に頂点スムース、6に頂点ロックを設定していたのでそのうち再設定したい。)


Backface Culling メッシュ裏面の表示 / 非表示

シェーダーアイコンの右端のVマークの中に設定がある。
2.79での Properties >> Shader の項目。
ソリッド表示の「Random」が色の塗り分け表示。


エディットモード時のメッシュ表示オプション

オブジェクトモードとエディットモードとでは項目が変わる。Edge Length などはここ。
2.79での Properties >> Display 、 Mesh Display の項目。


Show Overlays ボタン自体は2.7xでの Only Render スイッチと似た機能。ギズモ、アーマチュア、エッジ、頂点、などレンダリングされない要素が非表示になるぽい。
何故かメッシュのエディットモードも非表示になってしまう。知らなくてハマった。おこ。



ドラッグリリース確定設定

デフォルトではオブジェクトをドラックで移動するとリリースで確定されてしまう。
環境設定で、クリックで確定するように変更可能。


ローカルビュー、ズームイン設定の無効化

ローカルモードに切り替えると画面がズームするので無効化したい。
Local Viewで検索して、Frame Selected のチェックをオフに。


アーマチュアのポーズモードでメッシュオブジェクトを選べない

Edit >> Lock Object Modes のチェックを外すと選択できるようになる。
完成したモデルでポーズを付けるときに有効にしておけば、メッシュオブジェクトを選択できなくなるので便利なのかな。
アーマチュアがポーズモードになっていると、カメラなど他のオブジェクトも全て選択できなくなるっぽい。アーマチュアをオブジェクトモードに戻せば治る。気づかないとハマる。おこ。


ウェイトペイントでワイヤーフレーム描画

デフォルトだとワイヤーが見えない。表示設定はここ。
ウェイトに等高線を表示する機能が付いた。


ウェイト編集時の注意

透過表示にしているとボーンを選択する時、ボーンの内側でなく、外側のフチをクリックしないと選択できない。知らなくてハマった。おこ。


エディットモード時にサブサーフモディファイア適用済みの表示にしているとウェイトの表示が変になるっぽい。オフにしておくのが良さげ。




UV編集時の注意

UV同期選択スイッチのオン・オフで、操作の挙動が変わったり、UV島選択モードが出たり消えたりする。知らないとハマる。罠。


ピボットポイントの設定の注意

変形や回転の基準点をどこにするか、を設定するところ。
オブジェクトモードで[原点のみ]が有効になっていると、位置関係の移動編集になり、オブジェクトは拡大縮小回転しない。知らないとハマるし、2.79まではアイコンが常時見えるところにあったのに、2.80ではクリックして確認しないといけなくなった。おこ。


2.81で変更になって「原点のみ」のスイッチは廃止されました。おこです。
Properties>>Active Tool and WorkSpace Settings>>Options
>>Transform>>Affect Only>>「Location」

ホットキーは継承されてたのでPythonAPI的にはそのままっぽい?(分からぬ)
Originだけ動かしたり、子はそのまま親だけを動かすモードが付きました。
「Origins」「Parents」


お気に入りメニュー

右クリックから「お気に入り」に登録できる機能は、[Q]キー押しのポップアップに登録され、実行できる。

深い階層にある機能や遠いボタンはお気に入りに登録して、[Q]キーのお気に入りメニューでショートカットするのが良い感じ。これ、メニューの階層機能は無いのかな?付くのかな?
[Q]キーを別のホットキーにしていた人は……ご苦労様です。


アドオン、少々

日英UI切り替えアドオン
Addon :Toggle Translated UI(日本語/英語UI表示ワンタッチ切替アドオン)
UI言語切り替えアドオン。Endキーでトグル。

Blenderkit
アセットストア、ライブラリアドオン。無料素材あり。

Node Wrangler
ノード操作支援、拡張。

Tex Tools
UV&テクスチャベイク支援、拡張。

CAD VTX
メッシュエディットでエッジの交差や延長機能拡張。
https://github.com/zeffii/mesh_tiny_cad

GoB
ZBrushとのデータ転送。
未調査。複数存在しているらしい。
https://bartoszstyperek.wordpress.com/2018/12/14/goz-for-blender-2-8/
https://github.com/JoseConseco/GoB/tree/GoZ-Blender_28


2.80に未対応っぽいアドオン

代替え手段が見つかったら追記します。

VSE transform tool
VSEでGRS編集が効くようになるアドオン。
https://www.cgradproject.com/archives/1079/

Lock Vertex 、 CTools / Lock Coodinates
頂点を一時的にロックするアドオン。
https://github.com/JuhaW/blender_ctools


右クリックおじさんが2.8でもこの先生き残るには。

2.8のUIは、ボタン、項目、情報が画面のあちこちに散らばったり隠されたりで、つらみ。

0 件のコメント:

コメントを投稿